いつまで続くかわからないブログ/実験と挑戦

すぐ飽きる。最後までやりとげられない。物事を先送りする。そういう人のブログ。実験と挑戦。

子供づくりリミットで人工授精妊娠とはこれいかに?

不妊治療の辛さや結婚してるのに子供ができない辛さは私にもわかる。やりきれないだろうし、その悔しさやむなしさ、なんで私だけがこんな辛い思いをしなきゃならないのと叫びたくなる妻の気持ちも容易に想像できる。女として欠陥があると思わされる無言の圧力とか、自分自身への情けなさとか劣等感とか・・・世間は理解するどころか、子供を産めない妻に冷たい視線を浴びせるしね。その辛さ私にも良く分かる。

それくらい不妊で悩んで、死にたくなるくらい悩んでいるなら、気の毒だと思う。

しかしである。結婚して12年、妻は仕事に夢中で夫がアメリカに赴任してもすぐにはついていかず、自分が仕事に一区切りついた後渡米しアメリカ生活では専業主婦になったのに子供を作る気も欲しいとも思わず、語学学校とヒップホップやポップミュージシャンのコンサートに行きまくるような生活をしてたのに、42歳になったとき、はたと子供産むリミットだ!やばい!と思い立ち、突然最後の最後で色気がでて、やっぱ子供欲しいとか言って、でも40代で子供できにくくなっていて、そんでアメリカで不妊治療の人工授精を受けはじめた夫婦。

今だからその事実を知ったわけだけど、ツイッターのTLでその妻は1年くらい前から、「長い治療がつらい」とか「小さな手術」をするとか「体調悪くて思うように体が動かない」とか「毎月血液検査をしていて、そのたびに電車に乗るのがつらい」とか、最近では「思うように体が動かなくて寝込んでる」とか「体力がなくて映画も見行けないくらい」とか、「体力がなくて電車にはのれなくなった」とかさんざんつぶやくんで、どんだけ深刻な病気で、もしかしたら「透析」してるのかと真剣心配してたら、なんと42歳過ぎてで妊娠しようとして人工授精してるだけだったという、「心配して損した」的な話だった。しかも、43歳で妊娠したのである。成功したのである。いいではないか。それでハッピーエンドではないか。妊娠6か月。だったら先に言ってよその話。妊娠を内緒にしておいて、私にヒップホップのコンサートチケットを買わせないでよね!!!! しかも、あれだけ同情を思いきっきり引いておいて、これはないでしょって感じ。私は、実は乳がんなんじゃないかと真剣に心配してた自分がまったくのお人よしでバカに思えてくる。人間関係における距離感の大きな相違のいい例だね、心理学的に言えば。

コンサート1週間まえに風邪をひいて、激しい席が止まらず、薬も飲めないから苦しくて寝込んでるっていうから、本気で心配して声を掛けてたけど、何のことはない妊娠してるから飲める薬が制限されてるので、風邪がなおらないだけだったのだ。

もう、コンサートに来れないかと同情してたら、ちゃかり来たんだよ、大きなおなかで。もう私、その姿を見た途端、開いた口がふさがらなくて、あきれるやら、そのうちムカつくやら。妊娠したことを、あるいは妊婦がヒップホップコンサートに来たことに腹をたててるんじゃない。その事実が去年の10月に分かったにも関わらず、体調わるくなるのがわかってるにもかかわらず、今まで黙っていたことに腹が立ったのだ。まあ親友ってわけでもないけど、誕生日にはプレゼントし合ったり、映画や音楽の話で盛り上がったり、お互いの本名も住所も顔も知ってるし、前に2回一緒にコンサートに言ってるし、ツイッターで知り合ったとは言え、すでにツイッターから一歩進んだ関係になっていたと思ってたのは私だけだったってことなんだな。

しっかし、あれだけ引っ張って同情を引こうとするのも浅ましいし、そんだけ体調悪いのに自分で車を運転して渋谷のライブハウスまで来るんだから、どこまで彼女の話を信用していいかわかんないよ。おとといまで寝込んでましたって妊婦が、おっきなお腹抱えて、叫びまくって踊りまくってるんだから、もう呆れてものが言えなかった。私は、「好きなようにしてください、ここで破水したって私は知りませんよ」的な気分でコンサート中は過ごしたよ。

加えていうなら、人工授精中の「体調悪くてつらい」ツイートも同情に値するもんでもなかったなと、ばかばかしさに笑いが込み上げてくる。

まあ、生まれてからは厳しい日々がまってるよ。高齢出産妻よ!あんたが50歳のとき子供はまだ7歳。60歳になってもまだ17歳。旦那も60歳。さあ大学進学でお金がかかるのに、リストラされていない保証はどこにあるのかな? 自分が癌になってない保証もどこにあるのかな? 子供は27歳のとき親はすでに70歳。子供は20代でもう介護問題に直面だ!それこそ子供が気の毒。そういうことまで考えて43歳で人工授精したのかい? なんとまあ楽天的な夫婦だこと!