いつまで続くかわからないブログ/実験と挑戦

すぐ飽きる。最後までやりとげられない。物事を先送りする。そういう人のブログ。実験と挑戦。

女友達との間にあるもの

ここ2、3日書きたいことはわりとあって悶々としてたんだけど、言葉にするのが面倒くさくて書かずにいた。そして今日、むかつく上から目線女について書きたくなった。私にとってブログは不平不満のはけ口か!? まあそれもある。

2000年から付き合いのある女がいる。今となっては友達と呼んでいいのかわからない。同じ会社で3年一緒過ごした。担当部門は違ったがこじんまりな会社だったし、年が一つ違いで外資系企業のバイリンガルばかりの中で二人とも英語が苦手だったし、身長が同じくらいで視線の位置が同じくらいだったから話しやすくて自然と親しくなった。そうあの頃は確かに同じくらいの「視線」だった。部門が違ってお互いの仕事にかかわることがなかったから干渉したり批判したりすることもなく、一定の距離を保つ「対等」な「お互い尊重」するような感覚だったと思う。

あれから13年の月日が流れた。いつの頃からはっきりとは覚えていないが、この女の私に対する「上から目線」の物言いやら、説教じみた物言いがだんだん鼻につくようになった。そして今では嫌悪するくらいまで発展してしまった。ありていに言えば「ムカつく」のである。そして今、私のこの気持ちはどのようにして、何が理由(原因)で発生してくるのか考えている。

二人の立場はかなり違ったものになった。私は仕事を辞め家族の世話をすることに重きを置く生活となったし、彼女は独立してひとりで会社を作り仕事一筋の生活だ。去年から1人社員を雇うという会社社長の肩書を持っている。

それでまず頭に浮かんだのは「私の彼女への嫉妬」「妬み」だ。あるかもしれない。100%ないとは言えない。しかし、実はそんな単純なものではない気がする。まず整理してみよう。何に嫉妬しているのか?

ー彼女は社会的に他者から認められる仕事をもっている

ー最近外車を購入したらしい

ー洋服やバック、靴などブランド品に身を包んでいる

ーテレビ局や出版業界などのマスメディアの中で仕事をして経済関係の有名人と知り合いである。華やかな世界ととのかかわりがある

ー年に2回程度海外旅行をする

ーオシャレな女友達たちとオシャレなホームパーティなどして楽しんでいる

ー素敵な高級レストランでたびたび食事をする

これらは羨ましいとおもうような嫉妬の対象となるだろうとう思われる彼女の持つ要素。しかし何度考えても、どこから眺めてもこういう類のことを羨ましいとも自分がやりたいとも思わない。正直あまり興味がないと言っていいくらいだ。

 

では彼女の何に私はムカついているのだろう。

ー自分の目で見て聞いて感じて事実をしっかり確かめもしないのに知ったかぶって偉そうなことを言う。

ー私の生活の実態を知りもしないのに、偉そうに説教をしたり批判したりする。

ー彼女は自分のことをずうずうしくも「孤高の人」だと言う。

ー「孤高」という日本語の正しい意味を理解せず、ただ学生時代から友達とつるんだしなかったという意味でこの言葉を使うという無教養さがある。しかしそれに気が付いていない。

ー2011年3月11日の東日本大震災の1か月後に、家族の問題、親戚の被災など様々に絡み合った状況が原因で鬱状態であった私に「引きこもっていると本当のうつ病になってしまうよ。それじゃ、東北にボランティアにでもいく?」と言ったこと。

ー彼女は友達や恋人、仕事上の相手を選ぶときに、常に社会的地位、学歴(有名または一流大学名)、有名企業などを基準に選んでいる。

ー彼女は、食事をする場所やレストラン、洋服、車、雑貨やあるいは手土産などの贈答品にいたるまで「ブランド」で選ぶ。

そう、こういう彼女の思考および嗜好が嫌いなのだ。外見ばかりで包み紙や箱ばかり見栄えがいいが中身がないところが嫌いなのだ。中身がないくせにさも教養ありげに偉そうに私に対して物を言うからムカつくのだ。

ではこれを回避するにはどうすればよいか。付き合いをやめればよいのだ。ただそれだけ。簡単なことだ。知り合ったころから比べれば、かなり疎遠になったものの2、3か月に1度くらいのメールのやりとり、年に3,4回電話で話すということをしている。どいういう理由なのだろうか? 私の少ない人間関係がますます減ってしまいうことへの寂しさかもしれない。一人知り合いが減れば、それだけ他人を話をしなくなり孤独感が増すかもしれないという小さな恐怖感からかもしれない。

しかし、寂しさや孤独感などそんなものは、吹けば飛ぶようなたいして価値のないことだな。そう感じるのは、もしかしてほとんど勘違いかもしれない。そもそも話をしていて常にムカつく相手と無理やりつながっている方が、よほど心の中では寂しいと感じるだろう。寂しさが増大するだろう。彼女には彼女の良さがあるだろう。こちらも良い側面だけを見て付き合えば、彼女も「上から目線」で私を説教したり批判したりしなくなるかもしれない。可能性はある。しかし、もういいのではないか?13年友達として付き合って、やっぱり好きになれない、自然と溶け合う感覚が持てず、緊張関係のままで利害ばかり考えてしまう関係なんてもう価値がない。意味がない。もう十分だ。結局私たちは共感できるものが実はなかったのよ。虚構の友情だったわけ。もういらない。さようなら、AMさん。

ああ、すっきりした!