いつまで続くかわからないブログ/実験と挑戦

すぐ飽きる。最後までやりとげられない。物事を先送りする。そういう人のブログ。実験と挑戦。

英会話トレーニング200人の空恐ろしさ

200人がある会場に集まって、ひとつのテーブルに6人、自己紹介ロールプレイのあと2分間自己紹介がらみのフリートキングをやって、つぎつぎお見合いように一つずつ席を一定方向にずれて行って新しい人とまた同じことをする。途中、MCの解説や英語ロールプレイのデモンストレーションがあったりする。

はっきり言ってクソだった。200人もの人が一斉にしゃべりだしたら、会場内はわんわん声が響いてうるさくて、毎回叫ばないとお互いの声が聞こえないし、ほとんどの人が中級のブロークンイングリッシュをしゃべってるから、まともな会話になってなくてわけがわからなくなる。人の気に疲れてしまうし、叫んでるから疲れるし、英語で話してるから疲れるし、3時間もやってたら英会話の練習どころではなくなる。別に自分英語の間違いを直してもらえるわけでもなく、ブロークンな英語を聞かされてリスニングの練習になるわけでもなく。2分ごとに新しい人と自己紹介をし合うと、大抵いつも同じことを聞かれる。語彙力もないから会話も広がるわけでもなく、ただただ疲れただけ。

あのシステム、機能してないと思うよ~。

ただね、200人もの人が一斉にしゃべるとものすごくうるさくなって、わんわん声が響いて会場は興奮状態になるんだよね。シャイで社交性が低い日本人が下手な英語を使って初めて会った人としゃべるっていうハードルの高いトレーニングを、無理やり興奮状態に持って行ってしゃべらせるってことを狙ってるんだろうか? そのために200人集めてるんだろうか? だとしたら十二分に機能しているし、大衆を煽って煽ってハイテンションにするあの主催者のテクニックはすごいわ。むしろ恐ろしいね。あの話のうまさ、200人の気持ちをほぼ同じ方向に持っていくテクニックを宗教とか危険な思想へのマインドコントロールに使ったら、アホな大衆なんていちころだな。英会話のトレーニングなんかより、その恐ろしさを感じたよ。二度と行かないな。